衣替えを機に衣類の収納法を見直してみましょう。収納のちょっとしたコツや賢い保存術をご紹介します。
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衣類の整理・処分の目安
衣替えは衣類収納を見直すには最適期です。
洋服を広げるたびにいろいろな思い出に浸ってしまいがちですが、時間のかけ過ぎには要注意。賢く整理していきましょう。どんな衣類にも寿命があります。ある程度の寿命を知り、潔く処分することも大切です。また、お部屋の収納容量を把握し、そのキャパシティを大幅に超えるようなら、古い衣類から思い切って処分するのも賢い収納術のひとつです。着るつもりで実際には何年も着ていない服、デザイン・年齢的に今後着ることはなさそうな服、同じアイテムが何枚も重なっている、など自分なりの処分時のひとつのラインを決めるとよいでしょう。 -
収納前のお手入れ
ほんのちょっとのしみや汚れも、衣類を食べる虫にとってはごちそう。
特にウールは虫の大好物です。また、汚れや湿気は黄ばみやカビの原因にもなります。一度でも着た洋服は、きちんとお洗濯してから収納するようにしましょう。
また、きれいにお手入れをした洋服も、それを収納する場所が汚れていては台無しです。衣替えのまえに、収納場所もきちんと掃除をすることも忘れないようにしましょう。 -
洗濯・保存法
冬物素材はデリケートなものが多いので、クリーニング代もかさみがちです。
水で洗える衣類はできるだけホームクリーニングを行うとよいでしょう。
また、衣類の表面はきれいなのに衿や脇だけが汚れてる、ということがよくあります。できるだけ丸洗いの回数を減らして衣類を長持ちさせるためには、汗じみ対策をまめに行うことです。とくに衣替え前は、念入りな汗シミ抜きをして収納しましょう。
（1）脱いだらすぐに裏返して、衿やわきの下に霧吹きを行う。
（2）タオルで裏と表からたたいてふき取る。
※古くなって黄ばんでしまった汗ジミは、漂白剤で対応しましょう。 -
収納時の注意点
【クローゼット】
適度なゆとりがないと、衿がくずれたり、しわの原因になってしまいます。容量の8分目くらいの収納を心がけましょう。洋服カバーをかける場合は、通気性のある不繊布タイプのものを選ぶようにします。ハンガーは洋服の形にあったものを選ぶことが、型くずれを防ぐポイント。肩のラインに気をつけましょう。
【引き出し・収納ケース】
湿気は下の方にたまる性質があります。衣類の繊維の種類によって、収納場所を決めましょう。収納ケースも同じように繊維の種類ごとにわけます。ケースを重ねて押入れなどにしまう時には、重ねる順番も同様に。衣類をいっぱいに詰め込むと通気が悪いため湿気がこもり、カビの原因になってしまいます。ゆとりのある収納を心がけましょう。
上段：絹、カシミヤ、アルパカなどのデリケートな毛織物や大切なおしゃれ着。
中段：虫や湿気に弱いウールやその混合織物。ポリエステルなどの科学繊維。
下段：綿、麻製品など比較的湿気に強く洗濯しやすいもの。【防虫剤】
防虫剤から出る成分は空気より重いので、上から下へと下りていきます。
防虫剤は衣服の上に適量を置くようにします。クローゼットのパイプにかけるタイプの防虫剤は、等間隔にかけるようにすると効果的です。
また、違う成分の防虫剤を一緒に使うと、化学反応を起こして衣類にシミをつけたり変色の原因になってしまうことがあるので要注意です。
