MENU
「古くなったからリフォームをしたんじゃないです。独身時代と比べ、生活が変わって色んな不具合が出てきたんです。まず寒く感じるようになったこと。それから部屋数があっても、子どもがまだ幼くて他の部屋に行かないので結局リビングだけでみんなが暮らしているような状態になりました。そこで住空間を整えるのがいちばん良いと思ったんです。」と語ってくれたSさま。
シンプルに開放的な居室空間を基本に寝室からリビングまでオープンとしました。 また細かい細工ですが、 収納スペースの一部に欄間オープンを採用。 開放感に一役買っています。
お客さまのご要望の一つで、風通しを良くすることと開放感を出すため壁は格子間仕切りにしました。
居室との一体感を出すため、通路のような感覚で仕上げ、居室側の扉も省きました。もちろん廊下にも床暖房を採用しています。
動かせない排水縦管が障害となり、トイレの配置にお客さまとともにずいぶん悩みました。最終的には居室の中央になりましたが、お子さまの独り立ちにはプラスになると考えます。
洗面所の3枚引戸扉(可動間仕切り)を開けると大容量の収納スペースとなります。居室からは扉がなく、片付けも容易です。洗濯・物干しもゆったりできるスペースを確保。
来客時に靴を履いて玄関ドアのカギを開けていましたが、下足を履かずに鍵やドアが開けられるよう、玄関扉まで近づけるL型の上り框としました。 ブーツなどの靴を履くときに便利な壁格納型補助イスを設けました。 排水縦管から洗面室〜廊下(収納)〜ホール・玄関となるため、壁厚にまでこだわり、ホールに圧迫感が出ないよう寸法を確保しました。