先輩たちの大規模修繕インタビューvol02

実際に体験した先輩たちに聞く、大規模修繕のリアルな話。

大規模修繕のわからないことは、経験者に聞くのがいちばん!
ということで、実際に修繕工事を経験された先輩たちにお話をうかがいました。
検討すべき課題から、役員としての心構え、当時の苦労話まで、
私たちに役立つリアルなエピソードが満載です。

「管理会社の親身なサポートで、工事をスムーズに進められました」

大阪府大東市「サーパス大東泉町」 管理組合理事長 惠木勝巳様

はじめに、いまどのようなマンションにお住まいか、
お聞かせいただけますか?

大阪のベッドタウンである大東市に建てられた約140戸のマンションです。東側の窓からは生駒山麓のきれいな山並みを眺めることもできます。静かで心地よく、とても暮らしやすい環境ですね。

140世帯ともなると入居者の方の数も多く、意見をまとめるのは大変ではないですか?

マンションの規模が大きいぶん、理事会もいい意味で組織的なものになっています。うちは理事が9人いまして、みなさん、とても積極的。今期は修繕工事があるので理事会をほぼ毎月行なっているのですが、文句もなく当然のように参加してくれます。この理事さんたちがしっかり活動してくれるので、管理組合もうまくまわっているのだと思います。

今回の修繕計画はどのように決まったのですか?

計画を決定する年は、私は理事長ではなく一般の入居者として総会に参加していました。施工会社を決めるということで、穴吹コミュニティさんと2社、計3社で見積りをとり、金額的には穴吹コミュニティさんはちょうど真ん中だったようです。これまでの管理実績もあるし、金額的にも問題ないということで、穴吹コミュニティさんで決めようとなった時に、穴吹工務店さんの会社更生法の話が出まして…。すぐに臨時総会が開かれて、穴吹コミュニティさんは会社更生法の対象とは枠組みが違うという説明がきちんとありましたので、そのまま施工会社は穴吹コミュニティさんに決まりました。

修繕工事は当初の予定どおり進みましたか?

工事自体はおおむね順調でした。当初の予定を変えたのは、駐車場の再舗装をやめて、外階段をシート張りにすることにしたぐらいです。予定を変更する際も、アンケートを実施して入居者の方の理解を得てから施工したので、とくに問題はありませんでした。アンケートの段階で、シート張りのメリットを文章で挙げつつ承認してもらうというやり方にしたのがよかったと思います。これは穴吹コミュニティの担当者である岸本さんからアドバイスがあって一緒につくったものです。こういうちょっとしたサポートがとてもありがたかったですね。

修繕工事で大変だったことはありませんでしたか?

一番大変だったのは、駐車場のローテーションです。うちのマンションは建物に沿って駐車スペースがあるので、足場を組むと駐車場が使えなくなってしまうのです。そのため足場を組む区画のクルマは一時的にどこかに移動しなければならないのですが、この振り分けが大変で…。結局どうしたかというと、マンションのすぐ向かいの駐車場を穴吹コミュニティさんが30台分ぐらい確保してくれまして。そこを利用して、工事区画の駐車場を移動するローテーションを組んで工事期間ごとにまわしていったのです。すごいノウハウだなと感心しました。ほかの管理会社ではこんなにうまくはできなかったんじゃないですかね。

修繕工事をスムーズに進めるには何が大切だと思いますか?

やはり居住者の方の理解や納得を得ることが大事だと思います。そのためには、そのつど情報を提供し、必要があれば判断を仰ぐというやり方を丁寧に続けていくことだと思います。先ほどのアンケートの話もそうですし、工事の進捗を掲示することにしても、穴吹コミュニティさんは、そういったノウハウをいっぱいもっているなと感心しました。予算の使い方なども、むしろ理事長の私以上に親身になって(笑)、適切なアドバイスをしてもらいました。やはり普段の管理業務がしっかりしていて、さらに実績もある、そういう管理会社を選ぶのが一番だと思います。

これから大規模修繕を迎える方にアドバイスはありますか?

きちんと役割をこなせる人が集まり、しっかりと話し合いを重ねていけば、計画や工事はスムーズに運ぶと思います。あとは、優れたノウハウでサポートしてくれる会社をいかに選ぶかということが、大事になってくると思います。

きちんと役割をこなせる人が集まり、しっかりと話し合いを重ねていけば、計画や工事はスムーズに運ぶと思います。あとは、優れたノウハウでサポートしてくれる会社をいかに選ぶかということが、大事になってくると思います。

↑今回の修繕工事を担当した、
穴吹コミュニティの岸本さん

理事会がしっかり活動していれば、大規模修繕はきっとうまくいく。惠木さんのこの言葉が印象的でした。理事同士がうまく連携をとって、いろんな決めごとを効率よく進めていくことが本当に大事なんですね。そのうえで管理会社の適切なサポートがあれば、確かにちょっと面倒な問題も乗り越えられそうな気がしてきました。

↑今回の修繕工事を担当した、
穴吹コミュニティの岸本さん

理事会がしっかり活動していれば、大規模修繕はきっとうまくいく。惠木さんのこの言葉が印象的でした。理事同士がうまく連携をとって、いろんな決めごとを効率よく進めていくことが本当に大事なんですね。そのうえで管理会社の適切なサポートがあれば、確かにちょっと面倒な問題も乗り越えられそうな気がしてきました。

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