先輩たちの大規模修繕インタビューvol01

実際に体験した先輩たちに聞く、大規模修繕のリアルな話。

大規模修繕のわからないことは、経験者に聞くのがいちばん!
ということで、実際に修繕工事を経験された先輩たちにお話をうかがいました。
検討すべき課題から、役員としての心構え、当時の苦労話まで、
私たちに役立つリアルなエピソードが満載です。

ふだんからの信頼関係が、修繕工事の安心感につながりました

香川県高松市「サーパス錦町」管理組合理事長 間島賢治様

はじめに、いまお住まいのマンションについて教えていただけますか?

錦町という高松市中心部の住宅地にある27戸のマンションです。商業施設や病院、県庁、市役所も近く、とても便利ですね。住んでみると、知り合いがいたり、いい人が多かったりと、気持ちよく安心して暮らしています。

今回、修繕工事を行う年に理事長になるというのは、どんな気持ちでしたか?

じつは理事長になったのは今回2回目なんです。1回目はまだ建ってから日も浅く、修繕に関してはとくに何かをやったというものでもないのですが、今回は15期という節目で、しかも大規模修繕を行うということで、責任の重さを感じています。当然、いろんな考え方をもった方々がいらっしゃるわけですから、その方々をうまくまとめていければと思っています。そういう意味では、新築当初からずっとつきあいのある管理会社の役割も重要だと思っています。ローテーションで役員をやる私たちと違って、普段からいろんな調整や対応を重ねてきた実績があるわけですから、今回の計画の実施にも力を発揮してもらえるように期待していました。

具体的に修繕計画はどのように始まったのですか?

年に一回、管理組合の総会がありますから、そのなかで当初の予定通りに進めていこうという話はしていました。予定が近づくと管理会社から実施計画をご提案いただきますので、そこから私たちが計画通りに進めていくという形になりました。

施工会社はどのように決めたのですか?

いちばんは実績、そして品質も大事と考えていました。私たちの管理会社は穴吹コミュニティさんですが、穴吹グループとしては全国展開をしていて、設計・施工・販売まで手がけていますし、実績という面では申し分なかったです。それに自分のマンションを建てたところだから当然図面もあるだろうと。まったくわかってないところより、安心して任せられると思いました。そういう意味では、グループ会社としてのいいご提案をいただきまして、最終的に穴吹さんにお願いすることにしたということになります。

ちょうどご検討されている頃、親会社の穴吹工務店が会社更生法を受ける事態になったと聞きましたが、懸念や不安の声などはなかったのですか?

マンションの管理には非常に満足していたので、穴吹さんにお願いできればとは考えていました。しかし親会社が会社更生法を受け「グループ会社は大丈夫なのか」という懸念の声は当然あると、穴吹さんには正直にお伝えしました。結果としては、本社の方、管財人の方、穴吹コミュニティの方がそろっておみえになり、本社やグループ会社の経営状況の説明会を開いていただいて、穴吹コミュニティの経営には問題がないことを理解しました。さらに新聞やテレビの報道を確認したうえで、穴吹さんにお願いしようということになったのです。

マンションの管理には非常に満足していたので、穴吹さんにお願いできればとは考えていました。しかし親会社が会社更生法を受け「グループ会社は大丈夫なのか」という懸念の声は当然あると、穴吹さんには正直にお伝えしました。結果としては、本社の方、管財人の方、穴吹コミュニティの方がそろっておみえになり、本社やグループ会社の経営状況の説明会を開いていただいて、穴吹コミュニティの経営には問題がないことを理解しました。さらに新聞やテレビの報道を確認したうえで、穴吹さんにお願いしようということになったのです。

他社との比較はしたのですか?

今回の修繕委員長が一級建築士の方で、工事にもかなり詳しいということもあり、穴吹さんを含めた3社で見積りをとらせていただきました。修繕委員長を中心に、金額と内容などを比較検討した結果、総合的な判断で穴吹さんがよいだろう、ということになりました。

総会での決議はどのようなものでしたか?

修繕委員会と理事会で細かい詰めを重ねて、施工会社は穴吹コミュニティさんでいくと決定しました。そのうえで臨時総会を開き、「計画の内容と見積りの結果をふまえ、穴吹コミュニティさんに決定したいと思いますがいかがでしょうか」という話をして、みなさんにご了解を得て、正式決定となりました。とてもスムーズに決まりました。

実際に修繕工事が始まってみて、どんなお気持ちですか?

現在は、外壁タイルとか防水処理とか、事前にチェックした項目を中心に計画通りに進んでいるというところです。実際に足場が組まれるのを見ると「ああ、いよいよ本当に始まるのだな」となんともいえず感慨深い気持ちになりましたね(笑)。工事期間中は、洗濯物が干せない日があったりするのですが、そのあたりのお知らせもエントランスホールに掲示するようになっています。いまは順調に工事が進んで、建物が少しでも元の状態に戻り、これからも快適に暮らせればと考えています。

現在は、外壁タイルとか防水処理とか、事前にチェックした項目を中心に計画通りに進んでいるというところです。実際に足場が組まれるのを見ると「ああ、いよいよ本当に始まるのだな」となんともいえず感慨深い気持ちになりましたね(笑)。工事期間中は、洗濯物が干せない日があったりするのですが、そのあたりのお知らせもエントランスホールに掲示するようになっています。いまは順調に工事が進んで、建物が少しでも元の状態に戻り、これからも快適に暮らせればと考えています。

やはり大規模修繕は大変だな、というのが率直な感想。施工会社を決めるのも、提案を受けたり、見積りをとったり、いろんなステップをふむのだと勉強になりました。しかし、きちんと考えて決められたぶん、工事の進み具合には満足されているご様子。決めるべきことは、他人任せではなく自分で考えて決めなければと、あらためて思いました。

やはり大規模修繕は大変だな、というのが率直な感想。施工会社を決めるのも、提案を受けたり、見積りをとったり、いろんなステップをふむのだと勉強になりました。しかし、きちんと考えて決められたぶん、工事の進み具合には満足されているご様子。決めるべきことは、他人任せではなく自分で考えて決めなければと、あらためて思いました。

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