健康の維持には、定期的な検診でつねに現在の体調を知ることが大切。
それは建物でも同じことです。問題のある箇所とない箇所を見極め、
中長期的な視点で効率的に修復すれば、維持保全のコスト削減にもつながります。
マンションという財産を守るには、つねに現状の把握が不可欠なのです。
建物、設備にはそれぞれ耐用年数があります。経年によるもの、人為的なもの、外力によるものなど、さまざまな原因が重なりあって故障は生じます。また、外壁仕上材(タイル、モルタルなど)の劣化などによる第三者災害の未然防止を含めた安全性の確保、建物の健全な機能維持、貴重な財産価値の向上などを維持していかなくてはなりません。建物や設備の維持・管理、さらには修繕工事をスムーズに行うためには、現状を的確に把握し、今後の修繕計画や保全対策検討の材料とすることは不可欠だといえます。